
便秘時代の頂点といえば、長男を妊娠中のあの時期。
そう、皆さんご存じのとおり、妊婦は便秘になりやすい。
子宮が大きくなるに従って腸が片隅に追いやられて動きが鈍ることや、ホルモンの影響によって起こる、いわば女の性だ。
たまりにたまった便秘記録15日間を更新したのも妊婦時代で、出るものといえば猫の排せつ物のような、カチンコチンのプーちゃん、の、かけら。
お腹のなかには新しい命とともに、おならだって充満していたものだ。
おならの爆風で背後ににあった団扇が動いた。とか、
便器が血に染まり、すわ早期出産かと思ったら痔の出血だった。
とか、家庭内に新たな伝説が生まれたくらいなもので。
友人が妊婦だったときには、大真面目に看護師さんに言われたらしい。
「トイレで力みすぎると、赤ちゃん生まれちゃいますからね」
もう、たいへん。
妊婦と便秘(そして痔)は、切っても切れない、いわば腐れ縁。
簡単に切れないなら、上手につきあうしかない。
妊婦は簡単に薬も飲めない時期なので、まずは生活習慣を見直して、便秘にならない食生活を心がけるようにした。
ごくごく当たり前に便秘にも痔にもなったんだけど、ほとんどが笑い話ですんだのには、つかえるアイテムを発見したからだ。
つかえるアイテム、それはシャワートイレだ。
それまでも利用したことはあったものの、妊娠中のシャワートイレは有難味が違った。お腹が大きくなるにつれて下を向く動作が難しくなるから、目の届かない部分をシャワートイレにおまかせできたのは助かった。シャワートイレは、お尻を清潔に保つだけでなく痔の予防にもなるらしい。
シャワートイレが役立つのは排便後ばかりでない。
出す前に、プーちゃんを促す呼び水にもなることがわかったのだ。便秘に直面する妊婦だったからこそ発見できた、コロンブスの卵レベルの智恵だ(自分ほめすぎ?)。